昨日は午前中子供達と自宅近所の公園で過ごした後、日本大学歯学部同窓会主催の学術講演会に参加して参りました。

会場は日本大学歯学部、演者は日大OBで世界的にも活躍されている寺西邦彦先生です。

演題は、インプラントのトラブルとその対応。昨今インプラントのネガティブな面がクローズアップされている中、いかにしてトラブルなく治療を行うのかの詳細なレクチャーとともに、皆が適切な治療を行うことにより、本来有効な治療オプションであるインプラント治療の社会的地位を向上させようとのメッセージもあり、流暢な語り口と巧妙なプレゼントともに、あっという間に4時間が過ぎました。

会に先立つ松村教授からのご挨拶において、日大駿河台病院および歯科病院の建て替え計画について初めて知りました。

主婦の友跡地には新病院の建設がすでに始まっており、

また13年を過ごした、慣れ親しんだこの校舎も近い将来なくなるのかと、感慨深く思い、思わず写真を撮りました。

歯を削るためのタービン内部には、血液や唾液等が残存し、交叉感染を起こす恐れがあります。通常の滅菌方法では、タービン内部の洗浄および無菌化は不可能です。当院では、それらを洗浄し内部まで確実に減菌する唯一のシステムであるDAC UNIVERSALを導入し、患者様ごとに全てのタービン類を減菌しています。

手間とコストは掛かりますが、患者様を家族のように思うからこそ、できる限り良い衛生状態で治療をして差し上げたいと考え、実践しています。

岩野歯科クリニックでは、皆様に安心して治療をお受けいただける環境をご用意いたしております。

昨日は、医局時代の一つ下の後輩、押川先生の結婚式・結婚披露宴に招待され、出席してきました。

場所は六本木ヒルズ内パークハイアット東京。

首席で卒業された押川先生は学生時代から非常に優秀であり、入局後もその才能は特に研究分野において発揮されました。

主に分子生物学的手法を用いた遺伝子研究に従事されており、多くの成果を上げられました。

私は押川先生より遅れて同分野の研究を開始いたしましたが、その際押川先生は、非常に丁寧に惜しみなく様々な手法について指導してくれました。押川先生の指導がなければ私の研究もきっとうまくいかなかったものと、心から感謝しています。そんな押川先生が学生指導の道へと進まれたのは必然であったかもしれません。

式場は何とも荘厳な雰囲気に包まれており、まるで壮大なオペラの一場面を観ているかのような錯覚に陥りました。

押川先生、おめでとうございます！

生涯の伴侶を得、益々充実した人生となることでしょう。

お二人の幸せを心よりお祈りいたします。

土曜日は一日医院をお休みさせていただき、日本歯周病学会へスタッフ一同参加して参りました。

なお前日には、学会のため上京された医局時代の先輩、澤本佳宏先生が当院を訪れて下さいました！

澤本先生につきましては以前にもご紹介いたしましたが、お会いするたびにパワーをいただきますね。

会場は東京スカイツリー至近のタワーホール船堀。初めて行われる会場です。

メインテーマは「Gingival margin を見つめなおす」。今回は特に昨今話題のインプラント周囲炎に関する講演が多く、興味深く聴講致しました。

また午前中に行われた歯科衛生士口演、午後行われた歯科衛生士特別講演、歯科衛生士ポスター発表はすべて歯科衛生士のための発表であり、当院の衛生士達もかなり勉強になったことでしょう。他院にて衛生士がどのように臨床に携わっているかを知ることは、自身のスキルアップにおいて不可欠であると思います。一日お休みを頂いて、患者様にはご迷惑をおかけしたかと思いますが、必ず皆様に還元させていただきます。

学会はまた、普段会うことの少ない多くの仲間との再会の場でもあります。

そこでの情報交換もまた、得難いものです。

今回もまた有意義な学会となりました。今日からの臨床に是非生かしていきたいと思います。