師の最終講義

2013-02-18

昨日は、私の師である、日本大学歯学部歯周病学講座主任教授 伊藤公一先生の講演会に参加して参りました。

演題は「歯周治療を振り返って」。教授もそれとなくおっしゃってましたが、これは我々への教授からの最終講義である、と受け止め、襟を正して真剣に拝聴しました。

臨床に生かすための研究、研究をベースにした臨床。それらを体現するための豊富な知識と卓越したテクニック。日本を代表するぺリオドンティスとであり、リサーチクリニシャンの粋たる教授の講演、素晴らしかったです。

特筆すべきは、講演に用いられている研究論文、臨床写真、殆どが自身によるものである点。このような講演は、教授にしかできないといっても過言ではありません。

教授ご退官後も、益々ご活躍されることでしょう。

そんな教授と記念撮影。恐縮してます。

今後も教授に教わったことを糧とし、日々成長できるよう頑張っていこうと心を新たにした一日でした。

 

 


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論文査読依頼

2013-02-14

インパクトファクターのあるジャーナルに筆頭著者として掲載されると、内容にもよりますが、その分野におけるスペシャリストの一人であると見なされます。臨床論文であれば尚更です。

論文には、査読というシステムがあります。著者があるジャーナルに掲載して欲しいと考え論文を投稿すると、編者主幹が、その内容に適当と思われる査読者を探し、依頼をします。主に2、3人の査読者により査読がなされ、その論文の可否が判断されるのです。

現在私は、ある論文の査読依頼を受け、内容について精査しております。関連する論文を再読し、論文の問題点を抽出する作業は、かなり大変なものではありますが、少なくともこの分野(私の場合はPeriodontal Plastic Surgery)においては世界的に認められているとも言え、名誉なことです。

また、関連する論文を読み直すいい機会でもあり、決して無駄なことではありません。すべてが日々の臨床に結び付くと信じて取り組んでおります!


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