骨造成

骨が少なくてインプラント治療ができない

不足した骨を補い、土台をつくってインプラント治療を可能にします!

Before

After

右側下顎臼歯部へのインプラント埋入にあたり、通常通り歯科用CTを撮影したところ、骨の厚みがわずか2mmしかないことが判明しました。そのため、自家骨を用いたGBR法(骨誘導再生法)呼ばれる手術方法により、骨の厚みを増す処置を実施しました。11ヶ月後に再度CT撮影を行い、インプラント埋入に十分な骨が再生されていることを確認しました。

岩野歯科クリニックの骨造成治療のポイント

Point01

インプラントの専門医・指導医が
治療を担当いたします

岩野歯科クリニックの院長・岩野義弘は、日本口腔インプラント学会認定の「インプラント専門医・指導医」です。国内外の学会で最新の知識を学び、豊富な経験と確かな技術で、安心・安全なインプラント治療をご提供しています。骨の量が不足している場合には「骨造成(こつぞうせい)」という処置を行うことで、インプラント治療を可能にします。患者様お一人おひとりの状態に合わせて、最適な治療計画をご提案いたします。治療内容や流れも丁寧にご説明いたしますので、どうぞ安心してご相談ください。

Point02

マイクロスコープで
精密な骨造成が可能にしています

骨造成はインプラントを支えるために必要な骨の量が不足している場合に行う、非常に繊細な処置です。当院では、歯科用マイクロスコープや拡大鏡を用いて、治療部位を高倍率で拡大しながら、骨や周囲の組織を丁寧に観察・処置しています。肉眼では見えにくい細部まで把握することで、精密かつ安全な骨造成が可能になります。小さな異常も見逃さず、最小限の負担で、効果的な治療を提供いたします。正確な処置が求められるインプラント治療において、マイクロスコープは欠かせない設備の一つです。

骨造成で
インプラント治療の基盤を築く

骨造成治療について

骨造成とは、歯やインプラント治療に必要な骨が不足している場合に、骨の量を増やすために行う手術です。歯を失うと、その部分の顎骨が少しずつ減少してしまいます。これにより、インプラントを埋め込むための骨が不足することがあります。骨造成は、このようなケースで顎骨の形状や高さを回復させ、インプラントの安定性を確保するために行われます。

骨造成が必要になる
可能性のある方

  • インプラント治療を希望する方で骨量が不足している
  • 外傷や事故によって歯槽骨が損傷している
  • 歯周病による骨の喪失がある
  • 審美的な理由で骨を補完する必要がある
  • 生まれつき顎の骨が薄い
  • 将来的な口腔内健康を維持したい
  • 義歯の安定性が悪い
  • 噛み合わせが不十分

骨造成は、これらの問題を解決し、骨造成が口腔機能の正常化や審美的改善に役立ちます。個々の状態によって適切な治療が計画されるため、専門の歯科医師との相談が不可欠です。「インプラント治療は諦めていた…」という方も、骨造成によって治療が可能になる場合がありますので、お気軽にご相談ください。

骨造成手術

骨造成手術とは、インプラント治療を安全かつ確実に行うために、あごの骨を増やす治療です。インプラントをしっかり支えるためには、十分な骨の厚みと高さが必要ですが、もともと骨が少ない場合や歯周病などで骨が減ってしまっている場合に、この手術が行われます。手術では、ご自身の骨(自家骨)や人工の骨を使って、足りない部分に骨を補い、再生を促します。 手術後は、移植した骨がしっかりと結合・再生するまで、数か月ほど経過を見てからインプラントを埋め込むことになります。この期間をきちんと経ることで、インプラントが長く安定して使えるようになります。

メリット

  • インプラントを支えるのに十分な骨量が確保され、インプラントの長期的な安定性と成功率が向上する
  • 噛む力が強まり、食べ物を効果的に噛むことができるようになる
  • 歯茎や顎のラインが自然に見えるようになり、顔の形状が改善される

デメリット

  • 外科的手術を伴うため、感染症や出血、術後の腫れなどのリスクがある
  • 骨が再生し、インプラントを安全に設置できる状態になるまでには時間がかかるため、治療全体の期間が長期化することがある
  • 骨造成を行うことで、治療の総費用が増える可能性がある

治療の流れ

  1. Step01

    骨材料の準備と
    インプラント埋入

    顎骨が不足している場合、自家骨や骨補填材を用意します。歯肉を切開し、顎骨にインプラントを埋入します。

  2. Step02

    骨補填と
    メンブレン装着

    不足部分に自前の骨や人工の骨補填材を充填し、メンブレンでカバーします。この手法が骨再生を助け、線維芽細胞の侵入を防ぎます。

  3. Step03

    歯肉縫合と治癒期間

    歯肉を縫合して、骨が再生するまで約3〜12ヶ月の治癒期間を待ちます。この間、治療箇所に刺激を与えないように注意が必要です。

  4. Step04

    人工歯の装着

    骨とインプラントの結合が確認できたら、アバットメントを取り付け、人工歯を装着します。調整後、違和感がない場合に治療が完了します。

Before

After

治療内容 GBR法により、骨密度を改善した症例
費用 約110,000円

歯周外科治療の料金

サイナスフロアエレベーション

上顎の骨の厚みが不足している場合、上顎洞(サイナス)の粘膜を持ち上げ、その下に骨補填材を入れることで、インプラントを支える十分な骨量を確保します。骨が安定するまでの治癒期間を経て、安全にインプラント治療を行うことが可能になります。骨が足りない方でもインプラント治療の選択肢を広げるための重要な手術でラテラルアプローチとクレスタルアプローチの2種類があります。

  • ラテラルアプローチ 1ブロック ¥500,000

    歯ぐきの側面からアプローチし、上顎洞の外側の骨に小さな窓を開けて粘膜(シュナイダー膜)を慎重に持ち上げ、その下に骨補填材を入れて骨を増やします。

  • クレスタルアプローチ 1本 ¥100,000

    歯ぐきの真上(歯槽頂)からアプローチし、専用の器具で上顎洞粘膜を押し上げながら骨補填材を挿入します。

GBR法(骨誘導再生療法)

骨が不足している部位に膜を使い、骨の再生を促進する方法です。骨が再生されるスペースを確保し、インプラントを安定させるために骨量を増やします。治癒に時間がかかりますが、再生された骨はインプラントをしっかり支えます。

  • 骨移植 ¥50,000
  • バリアメンブレン ¥50,000

骨を整えて歯肉まで
綺麗にしたい方

インプラント治療では、人工歯をしっかりと支え、長期的に機能させるために、十分な骨の量と健康な歯ぐきが必要です。しかし、歯周病や歯の欠損によって、これらの条件が満たされない場合があります。そこで重要となるのが、骨造成と歯周形成外科です。
骨造成は、不足している骨を補うことで、インプラントを安定して埋め込むための土台を作ります。人工骨や患者様自身の骨を移植し、骨の再生を促します。
歯周形成外科は、歯周病によって損なわれた歯ぐきや歯槽骨を再生させる治療です。歯周組織の再生を促すことで、歯周病の進行を抑え、健康な歯ぐきを取り戻し、インプラント周囲の環境を改善します。
これらの治療法を適切に組み合わせることで、より安全で確実なインプラント治療が可能となり、長く快適な口腔内環境を実現することができます。