院長紹介
院長紹介

院長
岩野 義弘 Yoshihiro Iwano
家族への思いが出発点。そして真のクオリティへ
高度歯科治療が必要な父に、「いつか自らの全ての知識と技術で素晴らしい治療を施したい」と強く願ったことが私の出発点です。
この思いが原点となり、臨床医として13年を経た現在、全ての患者様に対峙する時、常に家族への治療に挑むのと同じ気持ちで治療法を選択し、持てる技術を提供することを心掛けることが私の診療理念です。
治療内容のみならず、当院の衛生管理や予防への取り組み、何でもお気軽にご質問下さい。
対話を通じてより良い信頼関係を築くことが良い診療への第一歩です。
ダブルライセンス取得ドクター
歯周病治療やインプラント治療を行うのに資格は必要ありません。しかし、下記のようなシビアな条件をクリアして初めてなれる歯周病専門医は、より確かな経験・技術・知識を有しており、患者様には安心して治療を受けて頂けると思います。
また、この資格は一度取得すればいいものではなく、資格保持のためには5年ごとに、学会参加・症例発表・研修会参加等を必須とした更新が必要です。つまり,常に研鑽を積んでいなければ、専門医を維持する事はできません。
日本歯周病学会認定
歯周病専門医・指導医
取得条件
- 日本歯周病学会指導医のもとで5年以上の歯周病治療の臨床経験を有する
- 日本歯周病学会の会員になってから5年以上経過している
- 申請時に50単位以上を取得している(学会参加・学会発表や論文発表により単位を取得します)
- 包括的歯周病治療が終了してメインテナンスに移り、6か月以上経過した症例が10枚以上ある
- 上記をクリアした上で、歯周病専門医試験(書類診査・症例発表・口頭試問)に合格する
日本口腔インプラント学会認定
インプラント専門医・指導医
取得条件
- 5年以上継続して日本口腔インプラント学会の会員となっている
- インプラント指導医が在籍する日本口腔インプラント学会の研修施設にトータルで5年以上在籍し、インプラント治療に必要な治療・診断・技術を身に付けるための講習・研修を受講している。
- 日本口腔インプラント学会が実施する学術大会に8回以上出席している
- 日本口腔インプラント学会の専門医教育講座を3回以上受講している
- 日本口腔インプラント学会の指定する雑誌に論文が掲載されている
- インプラント治療が終了してメインテナンスに移り3年以上経った症例が20以上ある
- 上記をクリアした上で、インプラント専門医試験(書類診査・症例発表・口頭試問)に合格する
経歴
- 1999年
- 新潟大学歯学部卒業
- 1999年
- 日本大学歯学部歯周病学講座入局
- 2005年
- 歯科インプラント科兼任
- 2012年
- 日本大学歯学部歯周病学講座退局
- 2012年
- 岩野歯科クリニック開院
- 2014年
- 日本大学歯学部兼任講師
- 2025年
- 日本大学歯学部臨床教授
- 2025年
- 東京科学大学大学院 医歯学総合研究科
口腔再生再建学分野/口腔インプラント科 非常勤講師
所属学会・資格
- 歯学博士
- 日本歯周病学会 評議員・指導医・歯周病専門医
- 日本口腔インプラント学会 代議員・指導医・専門医
- 日本臨床歯周病学会 認定医
- アメリカ歯周病学会 会員
- OJ(Osseointegration Study Club of Japan) 理事
- 日本インプラント臨床研究会 専務理事・サイエンス委員会委員長
出版書籍
-
インプラント図鑑
視覚で巡るインプラントの世界2024年、クインテッセンス出版(共著)
-
骨補填材料&メンブレン
YEARBOOK 2023/2024
最新エビデンスと臨床応用2023年、クインテッセンス出版(共著)
-
YEARBOOK 2023
これ1冊で両方学べる!
歯周組織再生療法&根面被覆術2023年、クインテッセンス出版(監著)
院長インタビュー
歯科医師以外になりたい職業はありましたか?

考古学者、天文学者などにもなりたいなと思った時期もありました。もともと何かを深く考え掘り下げていくことが好きだったんですね。
このような性格から、大学を卒業してもすぐに勤務医にならず、大学に残り、臨床・研究・教育の道に進んだのだと思います。
大学での研究は、まだ何も解明されていない部分に立ち向かい、それを解明していくことを行います。非常に難しく困難なのですが、皆と助け合いながら努力し「結果」を出していく。歯科技術もそうですが、大学ではこの研究を通して、ものの考え方・人との助け合い・感謝の気持ちなど、自分の人生にとって大きな財産を得たと思っています。
師と呼べる方はいらっしゃいますか?
歯周病学の第一人者である、日本大学の伊藤公一教授ですね。この先生のもとで技術面だけでなく、精神的にも色々と学ばせて頂きました。
伊藤先生は治療だけでなく、人生に対してまったく妥協のない方です。大学では「臨床」「教育」「研究」の3本柱があり、これを高いレベルで実践することは非常に大変なのですが、これを自ら実践し、それを背中で示す先生でした。
この先生の治療姿勢、そして人生に対する姿勢が今の私の「軸」となっているといっても過言ではないと思います。
どんな時にやりがいや面白さを感じますか?

色々な場面で感じます。
ありきたりで申し訳ないのですが、自分が納得のいく治療をし、患者様から感謝の声として帰ってきた瞬間が、やはりやりがいを感じますし、嬉しいですね。
多くの職業がある中で、お客様から直接感謝の言葉をもらえる職業は、分業化されている現在ではあまりないと思いますので、直接声をいただけるこの職業を選んでよかったなと思います。
また、毎日多くの患者様と接しますので、色々な職業、趣味の方がいらっしゃり、お話をする中で、自分が知らないことや発見があることもこの仕事の1つの魅力だと思っています。
そして、私は歯周病学を専攻していたのですが、これが学問的に非常に面白い。免疫学的、生物学的、病理学的など様々な観点からアプローチが可能であり、学問の幅が広く奥が深い。
解明されていない事象を深く追及するのが好きなので、私の性格にはぴったりの学問です(笑)。知識は第一に患者様の治療のためにあると考えていますが、「知らない知識を吸収する」ということ自体に面白味を感じます。長期にわたって勉強です(笑)
先生の診療スタイルはどんなものですか?
とにかく「患者様との対話」です。
歯科治療となると、「痛い」「怖い」とイメージされる方が多いので、色々なお話をしながらその不安を払しょくする努力をしています。
このようなマイナスイメージを持たれてしまう1つの要因として、担当するドクターがしっかり治療の説明をしていないことが一因にあると思います。
「なぜ、この部分を削らなければならないのか」「なぜ、痛みが出るのか」など、治療をする理由をしっかりご説明し、納得していただくことでこのようなイメージも少しは払しょくされると私は考えています。
「こんなに説明してもらったことは初めてだ」と、患者様からよく言われるくらいです(笑)。
変えたくないポリシーはありますか?

なかなか自分のポリシーをお伝えするのは難しいのですが、自分の「軸」となる部分しっかり持ち、そのほかの部分はこだわりすぎず、良いものであれば柔軟に取り入れていく姿勢が私のポリシーだと思います。
専門家によくありがちなのが、こだわりを持ちすぎて柔軟性に欠けてしまうことです。それが悪いとは言いません。しかし、歯科治療は患者様があってこそのものなので、柔軟性が欠けることで時には患者様に迷惑をかけてしまうことも出てくるかもしれません。
この点は、非常に気を付けている部分ですね。
また、人生観になってしまうのですが、自分のことも当然大切ですが、それ以上に、患者様のため、家族のため、友人のために生き、自分の周りの人が幸せになるのを見ているのが好きです。そのために自分ができることはできる限りの努力を払う。
これも私のポリシーの1つです。
今後どのような医院にしていきたいですか?
さらに技術レベルを上げ、どんな難しい症例でも対応できる医院です。
これは個々のさらなるスキルアップも大切ですが、ドクター同士、そして大学病院とのより密な連携が必要となります。
また、これと同時並行で、共に働くスタッフ同士やりがいを持って、かつ、楽しく仕事ができる環境を整えることですね。
どれも当たり前のことですが、院長として何があっても実現させるべき責務と考えます。
皆様に向けてメッセージをお願いします。
歯科治療が必要な父に、「いつか自らの全ての知識と技術で素晴らしい治療を施したい」、と強く願った事が私の出発点でした。この思いこそが原点となり、臨床医として13年を経た現在、日々研鑽を怠らず技術と治療に臨む姿勢で皆様に素晴らしい医療をご提供できるように心がけています。

なぜ研鑽を積み続け真摯に技術を追求するのか・・・
なぜ予防治療を強く志向するのか・・・
なぜ水準の高い衛生管理を提供するのか・・・
全てはこの診療理念にもとづいています。
治療内容のみならず、当院の衛生管理や予防への取り組み、なんでもお気軽にご質問ください。お口の中の状態、治療法のメリットデメリット、分かり易くお伝えするよう努力致します。
対話を通じてより良い信頼関係を築くことが良い診療への第一歩です。