虫歯治療|痛みを抑えた 歯を削る量の少ない|岩野歯科クリニック 成城学園前 世田谷区 喜多見 祖師谷大蔵

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世田谷区成城6-8-1鎌倉ビル1,2階

Cavity / 虫歯治療

痛みを抑えた治療 歯を削る量の少ない治療 適切な審美性

痛みを抑えた治療

当院では、次の4つのステップを踏むことで可能な限り「痛みを抑えた」治療を実現しています。麻酔注射後に痛みを抑えるのは当然ですが、患者様としては、「注射時」の痛みも抑えたいと思われているはずです。当院では、「治療中の痛み」は当然として、「注射時の痛み」も可能な限り軽減する工夫を行っています。

 

Step1 表面麻酔

注射する部位に、事前に表面麻酔を塗ることで注射時の

痛みを抑えます。

表面麻酔

Step2 麻酔液を温める

麻酔液の温度も痛みの原因となります。

しかし、事前に麻酔液を温めることでその痛みを

軽減することが可能となります。

温め

 

Step3 「極細の針」を使用(画像処理)

当院では、現在、入手可能な中でも細い針を使用しています。太い針よりも細い針の方が痛みが抑えられるのはイメージできますよね。

針

 

Step4 電動麻酔注射器の利用

これは麻酔液の注入速度をコントロールできる機器です。

急激に麻酔液を注入してしまうと、細胞が膨張し

痛みの原因となりますので、注入速度を機械で

コントロールすることにより、細胞の急激な膨張を防ぎ、

痛みを軽減させます。

電動麻酔

 

 

歯を削る量の少ない治療

虫歯になったら削って詰め物をして、更に虫歯になったら歯の神経を抜いてかぶせ物をする。更に奥深くまで虫歯になったり、歯が割れたりしたら抜歯をしてブリッジを入れ、それが繰り返されると部分入れ歯、やがては総入れ歯になる。

これは負のスパイラルとして悪い例です。

 

このような負のスパイラルに陥らないようにするためには、適切な予防措置を講じるとともに、必要以上に歯を削らない、かといって虫歯を取り残さないことが重要です。

このような低侵襲(必要以上に歯を削らないこと)で効果を得ようという考えをMI(Minimal Intervention)といいます。近年、歯科材料・技術の進歩もあり、MIコンセプトは実践できるようになってきました。

 

当院では、「MI=できるだけ歯を残し、削る量を少なくした治療を行い、健康な歯を残していくという考え方」をあらゆる治療において推進しています。

 

MIコンセプトに基づいた治療を行う事で、

歯の寿命を大幅に伸ばすことができます。

院長

予防 治療

 

MI実践のために当院が行っていることをご紹介します。

 

拡大鏡の使用(歯科用ルーペ)

ルーペ

下の画像を見てみてください。
「左の画像」が肉眼で見た時の大きさです。「右の画像」はルーペを使用した際見える視界です。ルーペを利用した際の方が、大きく拡大して見ることができるので、当然こちらの方が「精密」な治療が可能になります。

 

ルーペ

 

 

 

極細ドリルの使用

ドリル

様々な大きさのドリル(バー)を使用することで健康な歯を削りすぎることを防止します。

 

 

ダイレクトボンディング

ビフォアー アフター

価格は約22,000円(税込)。ダイレクトボンディングによる治療。リスクとしては、過度の衝撃で割れる事があります。

 

コンポジットレジン(プラスチックの樹脂)を直接歯に盛り足して、歯の形態と色を回復させる治療法です。歯を削る量が少なく、また治療回数も1回で済むため、患者様にとりましてメリットの多い治療法です。

 

 

¶虫歯の進行状況別の治療内容

虫歯の進行状況を、それぞれCO⇒C1⇒C2⇒C3⇒C4という記号であらわされます。 虫歯は徐々に進行していきます。

ごく初期の段階(CO=経過観察)であれば、しっかりした処置をすることで歯を削らずに自然治癒(再石灰化)させることができます。しかし、それ以降のC1~C4の段階になってしまいますと、治療が必要となります。歯は一度虫歯なってしまうと、もとの状態には戻らないという認識が大切です。

 

エナメル質が溶け表面に穴があいている状態

C1

矢印

C1:エナメル質が溶け表面に穴があいている状態

虫歯の初期段階であるC1になると、治療が必要になります。虫歯を削りレジン(プラスチック)を詰め、1回程度の治療で終えることができます。

穴が象牙質にまで拡大している状態

C2

矢印

C2:虫歯が象牙質にまで拡大している状態

冷たいものを飲むことで歯に違和感を覚えるのは、C2の段階です。この段階までであれば、歯を削る量は可能な限り少なくすることができます。また、治療回数も1回~2回程度と短期間で終えることが可能です。詰め物やかぶせ物で対応します。

歯がかなり失われている状態

C3

矢印

C3:歯がかなり失われている状態

C2の時よりも自覚症状が強くなります。C3以降の治療は、虫歯が神経に到達しているため、神経を除去もしくは除菌する治療が必要になります。その後クラウン(かぶせ物)を装着することになります。治療回数は6~10数回かかります。

歯の根しか残っていない状態

C4

C4:歯の根しか残っていない状態

残念ながら、ここまできてしまった歯は基本的に残すことができません。しかし、テクニックを駆使することによって歯を残すことが可能となる場合もあります。まずはご相談下さい。

 

C4まで進んでしまった場合は、通常「痛み」はなくなります

痛みがなくなったので「治療にいかなくてもいいや」と考える方が多いかと思いますが、その考えは非常に危険です。痛みがなくなったのは神経(歯髄)が死んでしまったからです。

感染は徐々に広がり、もっと大きな病気へと移行してしまう恐れもあります。

「痛みがなくなった=治った」わけでは決してありません。早めに歯科医院にて診てもらう事が大切です。

 

※抜歯した後の対処法としましてはインプラント・ブリッジ・入れ歯がありますが、詳細はインプラント入れ歯をご覧ください。

 

 

¶コラム-根の治療(根管治療・歯内療法)に関して

虫歯の治療で歯医者さんに行った時、すぐに治療が終わらず、何度も通ってようやく終了した経験はなかったでしょうか?

「同じ虫歯の治療でなぜこんなにも治療時間がかかるのか」と疑問に思われると思います。

 

治療が長くなる場合の多くは、歯の「根」の治療が必要なケース(進行状況でC3以降)です。神経(歯髄)にまで虫歯が及んでしまった場合には、神経を除去する治療が必要になります。また、すでに神経が除去された歯に感染が起こった場合には、治療が更に困難となります。この「根」の治療は、非常に複雑な技術が要求されます。

 

下の図をご覧ください。

 

神経

 

黒い部分が神経です。

非常に複雑な構造をしていますよね。

 

感染が起こった場合には、この奥深くにまで細菌が侵入していくわけです。それを細い針のような器具や薬剤を使って丁寧に除去していきます。その構造が複雑であればある程、治療も難しくなり、当然治療期間も長くなってしまうのです。

 

根管治療は、歯科医師、患者様ともに非常に根気のいる治療です。

 

根の治療(根管治療・歯内療法)へのこだわり-「ラバーダム防湿」

当院の根の治療では「ラバーダム」というものを使用しています。

これは治療する歯だけを露出させるマスクのようなものです。

 

お口の中には700種類以上の細菌が存在すると

いわれていますが、ラバーダムを使用すること

により、唾液や呼気中の細菌が治療中の歯に侵入

するのを防ぎます。

 

根の中に感染する細菌の種類が多くなるほど、

治りが悪く、また再発しやすいことがわかっています。

ラバーダム写真

またラバーダムの使用により、根の治療後の再発率を減らせるとも報告されています。

 

当院では、妥協を許さず、すべての治療にこだわりを持って臨んでいます。

 

 

¶詰め物・かぶせ物の種類

詰め物・かぶせ物には様々な種類があります。

 

良く知られているのは、「銀歯」と呼ばれているものですね。

これは保険適用の素材であることにメリットがあるのですが、

「見た目」「金属アレルギー」「耐久性」「精度」などにおいてデメリットがあります。

 

かわって保険適用外(自費治療)の素材は、保険適用の素材と比べ「審美性」「体への優しさ」「機能性」「耐久性」「精度」などにおいて様々なメリットがあります。

 

保険適用外の素材に関してもっと詳しく知りたい方は審美セラミック治療または料金表をご覧ください。

素材別の特徴を詳細に説明しています。

 

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